PCを使っていると、
- 何もしていないのにメモリ使用率が高い
- 起動直後からメモリ80%以上になっている
- タスクマネージャーを見ると異常にメモリを使っている
- PC全体が重い
- ブラウザを少し開いただけで動作がカクつく
- 再起動直後なのにメモリが大量消費されている
このような症状が発生することがあります。
特に最近のWindows 11環境では、
- Chrome系ブラウザのメモリ使用量増加
- DiscordやTeamsなど常駐アプリ増加
- Windows Updateバックグラウンド処理
- RGB制御ソフトやゲーム関連ツール
- メモリ圧縮機能
などの影響で、「何もしていないように見えて実際は大量の処理が動いている」ケースが非常に増えています。
一方で、Windowsは空いているメモリをキャッシュとして積極的に使用する仕様のため、単純に使用率が高いだけでは異常とは限りません。
実際には、
- 8GB環境で40〜60%
- 16GB環境で25〜50%
程度の使用率であれば正常なケースもあります。
ただし、
- 何もしていないのに80%以上になる
- 時間経過で増え続ける
- PCが重い
- フリーズする
- 再起動直後から異常に高い
- タスクマネージャーを閉じても改善しない
場合は、バックグラウンドアプリ・ドライバー・常駐ソフト・メモリ不足などの問題が発生している可能性があります。
この記事では、PCのメモリ使用率が高くなる原因と、初心者でもできる対処法を実際によくあるWindowsトラブル例を交えながらわかりやすく解説します。
- 結論|まず最初に確認したいポイント
- メモリ使用率が高い主な原因
- メモリ使用率が高いだけなら正常な場合もある
- タスクマネージャーの合計と使用率が合わない理由
- 対処法1|PCを再起動する
- 対処法2|不要なアプリを終了する
- 対処法3|スタートアップアプリを減らす
- 対処法4|Windows Updateを確認する
- 対処法5|ウイルススキャンを実行する
- 対処法6|仮想メモリ設定を確認する
- 対処法7|不要ソフトをアンインストールする
- 対処法8|メモリ診断を実行する
- 対処法9|メモリ増設を検討する
- SysMainを停止した方がいい?
- それでもメモリ使用率が高い場合
- よくある質問
- 何もしてないのにメモリ80%は普通?
- Chromeだけでメモリが高い原因は?
- 再起動すると改善するのはなぜ?
- メモリ解放ソフトは使った方がいい?
- まとめ
結論|まず最初に確認したいポイント
メモリ使用率が高い場合は、以下を順番に確認してください。
- PCを再起動する
- タスクマネージャーで異常なアプリを確認する
- スタートアップアプリを減らす
- Chrome・Discordなど常駐アプリを見直す
- Windows Update状況を確認する
- ウイルススキャンを実行する
- 仮想メモリ設定を確認する
- メモリ容量不足を疑う
特に最近は、
- Discord
- Chrome
- Teams
- Steam
- NVIDIA App
- Logicool G HUB
- Corsair iCUE
- Adobe Creative Cloud
などの常駐ソフトが原因になっているケースが非常に多くなっています。
メモリ使用率が高い主な原因
メモリ使用率が高くなる原因は複数あります。
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| バックグラウンドアプリ | 常駐ソフトが大量起動 |
| Chrome系ブラウザ | タブ・拡張機能増加 |
| スタートアップ過多 | 起動時自動実行 |
| Windows Update | 更新処理中 |
| ウイルス・マルウェア | 異常メモリ消費 |
| メモリ不足 | 物理メモリ容量不足 |
| メモリリーク | アプリやドライバー異常 |
| RGB制御ソフト | ゲーミングPCで多発 |
| 仮想マシン系ソフト | VMware・WSLなど |
特にWindows 11では、待機中でもバックグラウンド処理が増えやすく、以前のWindows 10よりメモリ使用率が高く見える傾向があります。
メモリ使用率が高いだけなら正常な場合もある
ここは非常に重要です。
Windowsは空いているメモリを無駄にせず、
- キャッシュ
- 先読み
- メモリ圧縮
などに利用します。
そのため、
「メモリ使用率が高い=異常」
ではありません。
例えば、
- PCが普通に動く
- フリーズしない
- ゲームが正常
- 動作が重くない
場合は、Windowsの正常動作である可能性があります。
逆に問題なのは、
- 動作が重い
- カクつく
- アプリが落ちる
- 使用率が増え続ける
- 再起動直後から異常
などの症状があるケースです。
タスクマネージャーの合計と使用率が合わない理由
「アプリ合計は2GB程度なのに、メモリ使用率が70%ある」
この状態はWindowsでよくあります。
これは、タスクマネージャーに表示されない領域でもメモリを使用しているためです。
代表例は以下です。
- スタンバイメモリ
- メモリ圧縮
- GPU共有メモリ
- カーネルメモリ
- ドライバー使用領域
- Windowsキャッシュ
特にWindows 11ではメモリ圧縮機能が強化されており、見かけ上の使用率が高くなりやすい傾向があります。
そのため、「プロセス一覧の合計」と「実際の使用率」は一致しないことがあります。
対処法1|PCを再起動する
一時的なメモリ異常やバックグラウンド処理暴走が発生している可能性があります。
特に、
- Windows Update直後
- スリープ復帰後
- 長時間連続稼働後
はメモリ使用量が増加しやすいです。
操作手順
- 「スタート」
- 「電源」
- 「再起動」
ポイント
「シャットダウン」ではなく、
「再起動」
を使用してください。
高速スタートアップ有効環境では、シャットダウンではメモリ状態が完全に初期化されない場合があります。
対処法2|不要なアプリを終了する
バックグラウンドで大量のアプリが動作している可能性があります。
操作手順
- Ctrl + Shift + Esc
- タスクマネージャーを開く
- 「プロセス」タブ
- 「メモリ」をクリックして並び替え
- 使用量が多いアプリを確認
- 不要アプリを右クリック
- 「タスクの終了」
特に重くなりやすいアプリ
- Chrome
- Discord
- Teams
- Steam
- Adobe系
- OBS
- Edge
- Spotify
実際によくあるケース
Chromeを閉じたつもりでも、
- 拡張機能
- GPUアクセラレーション
- バックグラウンド実行
が残り続け、数GB単位でメモリを使用していることがあります。
対処法3|スタートアップアプリを減らす
起動直後からメモリ使用率が高い場合は、スタートアップアプリ過多の可能性があります。
メーカーPCでは最初から大量の常駐ソフトが入っていることもあります。
操作手順
- Ctrl + Shift + Esc
- 「スタートアップ アプリ」
- 不要アプリを右クリック
- 「無効化」
無効化候補
- Discord
- Teams
- Spotify
- Steam
- Adobe系
- RGB制御ソフト
- OneDrive(必要なければ)
特に注意
ゲーミングPCでは、
- Corsair iCUE
- Razer Synapse
- Logicool G HUB
などが待機中でも大量のメモリを使用しているケースがあります。
対処法4|Windows Updateを確認する
更新処理中はメモリ使用量が一時的に増えることがあります。
特に大型アップデート直後は、
- インデックス再構築
- Defenderスキャン
- システム最適化
が裏で動作します。
操作手順
- Windowsキー + I
- 「Windows Update」
- 更新状況を確認
ポイント
アップデート直後は数時間程度高負荷が続く場合があります。
すぐ故障とは限りません。
対処法5|ウイルススキャンを実行する
マルウェア感染で異常なメモリ使用が発生する場合があります。
特に、
- 怪しいフリーソフト
- 非公式クラック
- 不審な広告
を利用した後は注意してください。
操作手順
- 「Windows セキュリティ」
- 「ウイルスと脅威の防止」
- 「クイックスキャン」
補足
異常なプロセス名がある場合は、すぐに検索して確認してください。
対処法6|仮想メモリ設定を確認する
物理メモリ不足時は、仮想メモリ設定が重要になります。
設定が極端に小さい場合、動作不安定になることがあります。
操作手順
- Windowsキー + R
- 以下を入力
sysdm.cpl
- 「詳細設定」
- 「パフォーマンス」→「設定」
- 「詳細設定」
- 「仮想メモリ」を確認
おすすめ設定
「すべてのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」
をONにしてください。
無理に固定値設定する必要はありません。
対処法7|不要ソフトをアンインストールする
使っていないソフトが常駐し続けている可能性があります。
操作手順
- Windowsキー + I
- 「アプリ」
- 「インストールされているアプリ」
- 不要ソフトを削除
削除候補
- 古いユーティリティ
- 不要セキュリティソフト
- 使わないゲームランチャー
- 重複ソフト
対処法8|メモリ診断を実行する
メモリ故障で異常使用率になるケースがあります。
特に、
- ブルースクリーン
- フリーズ
- 再起動
- アプリクラッシュ
が同時発生している場合は疑ってください。
操作手順
- Windowsキー + R
- 以下を入力
mdsched.exe
- 「今すぐ再起動して確認」
対処法9|メモリ増設を検討する
最近のWindows 11はメモリ消費量が増えています。
特に8GB環境では、
- Chrome
- Discord
- Teams
- Zoom
を同時使用するだけで不足しやすくなります。
現在の目安
| メモリ容量 | 状態 |
|---|---|
| 4GB | かなり不足 |
| 8GB | 最低限 |
| 16GB | 快適 |
| 32GB | ゲーム・動画編集向け |
実際によくあるケース
以前は8GBで問題なかったPCでも、Windows 11更新後に重くなったというケースは非常に多いです。
SysMainを停止した方がいい?
ネットでは「SysMainを停止すれば軽くなる」という情報があります。
ただし、通常は無効化不要です。
SysMainはWindowsのアプリ高速化機能であり、正常環境ではメリットもあります。
ただし一部環境では、
- メモリ使用量増加
- SSDアクセス増加
が発生する場合があります。
停止後に改善する場合のみ、そのまま無効化を検討してください。
それでもメモリ使用率が高い場合
以下のような問題が発生している可能性があります。
ドライバー異常
GPUドライバーや周辺機器ドライバーでメモリリークが発生することがあります。
特に、
- NVIDIA更新後
- USB機器追加後
- RGBソフト導入後
に増えやすいです。
Windows破損
システム破損でバックグラウンド処理が異常化する場合があります。
メモリ故障
物理故障で異常動作する場合があります。
よくある質問
何もしてないのにメモリ80%は普通?
16GB環境で80%以上なら高めです。
ただし、Windowsキャッシュやバックグラウンド処理で一時的に増えることはあります。
重要なのは、
- PCが重いか
- フリーズするか
です。
Chromeだけでメモリが高い原因は?
主に以下です。
- タブ大量表示
- 拡張機能
- GPUアクセラレーション
- バックグラウンド動作
最近はYouTubeやWebアプリでもメモリ使用量が増えています。
再起動すると改善するのはなぜ?
バックグラウンド処理やメモリ状態が初期化されるためです。
一時的なメモリリーク改善にも効果があります。
メモリ解放ソフトは使った方がいい?
基本的にはおすすめしません。
Windowsは自動でメモリ管理を行うため、無理な解放ツールは逆に不安定化する場合があります。
まとめ
PCのメモリ使用率が高い場合は、まず以下を確認してください。
- PCを再起動する
- 不要アプリを終了する
- スタートアップを減らす
- Windows Updateを確認する
- ウイルススキャンを行う
- 仮想メモリ設定を確認する
- 不要ソフトを削除する
- メモリ診断を実行する
特に最近は、
- Chrome
- Discord
- Teams
- RGB制御ソフト
- ゲーム関連常駐ソフト
が原因になるケースが非常に増えています。
また、Windowsはメモリを積極的に使用するOSのため、「使用率が高い=即異常」ではありません。
「PCが実際に重いかどうか」
を基準に判断することが重要です。

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